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Your search : [ author:文·李順然 題字·絵 于叔方] Total 101 Search Results,Processed in 0.115 second(s)
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11. 変わるもの、変わらないもの
今年の四月、日本を一人旅した。四月十二日の午後JALの782便で北京を飛び立ったときの気温は十八度、成田に着いて気温を聞くと六度だとのこと、東京の寒い春に驚く。ホテルに入って夕刊をみると「花凍る
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1996 Issue 10 PDF HTML
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12. 点と線
「点と線」―これは松本清張の小説のタイトルにあったように記憶している。このごろ自分が歩んできた道のりのなかの「点と線」、つまり歩んできた道のりのなかのある事柄(点)が、道のり全体の流れ(線)にあたえた影響などについて考えることがある。また、逆に道のり全体の流れからある事柄での自分の行動、態度などについて考えることもある。もちろん、いずれも漠然としたもので、とても文字にできるようなものではないが……
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1996 Issue 11 PDF HTML
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13. 捕らぬ狸の皮算用
十二月がやってきた。北京の十二月には日本の師走のような浮き浮きしたなかにせわしく走りまわるといった感じはない。旧暦でお正月を祝うせいだろう。あの日本の師走の感じは旧暦の正月が近づく一月に入ってから感じられるようになるのだ。では、北京の十二月とはどんな月なのだろうか。会議が多い月、総括をする月、烤(や)きいも焼きぐりの香りが漂いはじめる月……そんな感じの月かもしれない。長いあいだ務めてきた現場の管理
Author: 文·李順然 題字·絵于叔方 Year 1996 Issue 12 PDF HTML
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14. 爆竹 屠蘇 桃符
爆竹(ばくちく)の声中一歳除(せいちゅういっさいじょ)す 春風(しゅんぷう)暖(だん)を送(おく)って屠(と)蘇(そ)に入(い)る 千門万戸(せんもんばんこ)曈(とう)曈(とう)たる日(ひ)
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1997 Issue 1 PDF HTML
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15. 春を探ねて
尽日春(じんじつはる)を尋(たず)ねて春(はる)を見(み)ず 芒鞵踏(ぼうあいふ)み遍(あまね)し隴頭(ろうとう)の雲(くも) 帰来適(きらいたまた)ま過(す)ぐ梅花(ばいか)の下(もと)
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1997 Issue 2 PDF HTML
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16. 桃の紅柳の緑
千里鶯啼(せんりうぐいすな)いて緑(みどり)紅(くれない)に映(えい)ず 水村山郭酒旗(すいそんさんかくしゅき)の風(かぜ) 南朝四百八十寺(なんちょうしひゃくはちじゆうじ)
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1997 Issue 3 PDF HTML
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17. 清明
清明(せいめい)の時節(じせつ)雨紛々(ふんぶん) 路上(ろじょう)の行人(こうじんこん)魂を断(た)たんと欲(す) 借問(しゃもん)す酒家(しゅうか)何(いず)れの処(ところ)にか有ると
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1997 Issue 4 PDF HTML
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18. 牡丹と則天武后
庭前(ていぜん)の芍薬(しゃくやく)妖(よう)なれど格(かく)無(な)く 池上(ちじょう)の芙蕖(ふきょ)浄(きよ)けれど情(じょう)少(すくな)し 唯(た)だ牡丹(ぼたん)のみ真(しん)に国色(こくしょく)有(あ)り 花開(はなひら)く時節(じせつ)の京城(けいじょう)を動(ゆる)がす唐の詩人劉禹(う)錫(しゃく)(七七二~八四一年)の「牡丹(ぼたん)を賞(しょう)す」です。芙蕖とは蓮の花のこと
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1997 Issue 5 PDF HTML
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19. 紅一点
五月(ごが)の榴(りゆう)火眼(かめ)を照(て)らして明(めい) 枝(し)間(かん)時(とき)に見(み)る子(こ)の初(はじ)めて成(な)るを 可憐(かれん)なり此(こ)の地(ち)に車(しや)馬(ば)の無(な)きを 蒼(あお)き苔(こけ)に顛倒(てんとう)し絳(あか)き英(はな)を落(お)とす唐の詩人韓愈(七六八~八二四年)の「張十一(ちようじゆういち)の旅舎(りよしや)に題(だい)す
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1997 Issue 6 PDF HTML
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20. 苦熱·溽暑
祝融南(しゅくしゆうみなみ)より来(きた)りて 火竜(かりゅう)に鞭(むち)うち火旗眼焰焰(かきえんえん)として天(てん)を焼(や)き紅(くれない)なり 日(にち)輪(りん)午(ご)に当(あた)り凝(こ)りて去(さ)らず 万国洪炉(ばんこくこうろ)の中(うち)に在(あ)るが如(ごと)し 五岳翠乾(ごがくみどりかわ)きて雲彩滅(うんさいめつ)し
Author: 文·李順然 題字·絵 于叔方 Year 1997 Issue 7 PDF HTML