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Your search : [ author:侯若虹] Total 91 Search Results,Processed in 0.097 second(s)
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11. 河北省の古い町に新しい顔
河北省の廊坊(ランフアン)、保定(バオデイン)、石家荘(シージアジニア?)を駆け足で回って来た。時間がきつくて大ざっぱに見ただけだが、町にはそれぞれ特色があり、改革開放の下で発展する河北省の「新しい顔」が印象に残った。廊坊の経済技術開発区廊坊市は北京と天津の間にある町で、昔から「京津回廊」と呼ばれる。地元の人たちも廊坊は首都の郊外だと自任しており、長い間「北京と天津に頼って暮らしを立てる」と考えて
Author: 本誌·侯若虹 Year 1995 Issue 10 PDF HTML
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12. 新産業と史跡の湖北省中部を訪ねて
今年の夏の初め、私は記者団とともに湖北省を訪れ、この内陸部の省の生気あふれる活力を刻々に感じた。淡水魚の宝庫二十六年前私がまだ子供の時、「文革」中に設けられた「五七幹校」で労働改造をする母親に会うため、一度湖北に行ったことがある。そのとき、隣に住んでいたおじさんは家の裏にある小川でケツギョ(鱖魚)をとって、母親の手料理で私に食べさせた。あんな小さな川で大きなおいしい魚がとれるとは思わなかった。この
Author: 本誌·侯若虹 Year 1996 Issue 10 PDF HTML
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13. 煙台―APECと協力進む新興都市
十月、ちょうど観光シーズンが終わって、美しい海浜都市煙台はまたいつもの平静を取り戻していた。わたしは17番線の二階バスに乗り、海岸通りに沿って走りながらこの小さな都市の風景を眺めた。林立する新しいビルの谷間に時折古い時代の建物が残っているのが、印象的だった。煙台は昔から美しい豊かな所で、千三百年ほど前の唐代には、有名な港だった。日本から訪れた最初の遣唐使はこの港に上陸した。宋代には、中国のシルクと
Author: 本誌·侯若虹 Year 1999 Issue 2 PDF HTML
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14. 「社区」とはなにか
いま、中国の大都市で、社会の基盤をなす地域社会が変わりつつある。「社区」という、外国人には耳慣れぬ概念の組織が生まれ、発展しているのだ。 「社区」は、欧米の「コミュニティー」とも、日本の「町内会」や「団地」とも少し違う。中国の発展の歴史や実情の中から生まれてきた独特の組織であり、また、独特の役割を果している。いまや中国の大都市の市民生活は、「社区」なくしては語ることができない。 注目すべきことは、
Author: 文·侯若虹 写真·楊振生 Year 2002 Issue 10 PDF HTML
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15. マイカー時代がやって来た
自動車のある新生活合弁企業で働く王国慶さんは、二〇〇〇年に初めて自家用車を手に入れた。買ったのは中古車だったが、王さんの家族が車を大切にする気持ちには、何の影響も与えなかった。中でも王さんは特別で、いつでもピカピカに磨いておかなくては気が済まない。奥様は、「部屋の掃除では、あんなに熱心な夫は見たことがないわ」と笑う。車は赤いシトロエンで、新車よりも約四万元安い十二万五千元、一回払いで手に入れた。奥
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 1 PDF HTML
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16. うれし、かなしい内装ライフ
個性的な内装を楽しむ中年に差し掛かった于さんは、七カ月をかけて、ようやく新しい部屋の内装を終えた。彼は、北京市亜運村(アジア村)にある高級マンションを手に入れるために、百万元以上をつぎ込み、さらに五十万元をはたいて内装を行った。(※中国では、殺風景な内装をほどこすだけで部屋を販売するケースがあり、購入者が好みに合った内装を行うことも多い)新しい部屋を自分好みのヨーロッパ古典風に仕上げ、応接間の中央
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 2 PDF HTML
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17. 街で、クラブで、フィットネス
潤いをもたらした新しい風曹静霞さんは、大学卒業後の数年間、翻訳者として働き、いまは駐中スペイン大使館に勤務している。三十四歳で、結婚もしている彼女は、昼間は仕事、夜は家事という忙しい生活を送っていて、空いた時間のほとんどは、三歳の息子の世話に追われている。そんな変わり映えのない日々に、ふと疲れを感じることもあった。半年前、彼女の家の近くに、フィットネス(健身)クラブがオープンし、生活にちょっとした
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 4 PDF HTML
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18. 花卉農家の喜びと憂い
花卉栽培者と花の郷里四十歳の劉徳君さんは、北京市豊台区花郷の農民であり、栽培基地のマネージャーだ。祖父の花卉(かき)栽培を見て育ったからだろう。花を育てることが生まれつき好きだった。心を込めて育てた花が咲いた時には、すがすがしい気持ちになり、達成感を味わう。高校卒業後に肉体労働や洋服販売のビジネスをしたにも関わらず、最後は先祖代々続いてきた本職、花卉栽培の仕事に戻ってきた。花郷地区は、北京市の南西
Author: 侯若虹=文馮進=写真 Year 2003 Issue 5 PDF HTML
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19. 共働き家庭支えるお手伝いさん
住み込みの「新家族」中国語では通常、お手伝いさん(家政婦)のことを保姆(バオムー)と呼ぶ。中学卒業後に北京に出て来た沈麗敏さん(二十歳)は、李弘哲さんの家で保姆を務めて三年になる。都市での生活が長くなり、安徽省の農村で生まれ育った彼女も、今では北京の若い女性となんら変わらない。李さんは、息子家族と同居のお年寄りで、五人家族である。沈さんは、中学生の李さんの孫娘と同部屋で寝起きしていて、今では二人は
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 6 PDF HTML
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20. 近づく消費者マンゾク社会
不足の時代から、充足の時代へ五十すぎの主婦·倪淑恵(ニーシューフイ)さんは、午前中に自由市場で買い物をするのが日課になっている。市場は自宅から歩いてすぐのところにあり、早朝に卸売り市場から仕入れられた新鮮な野菜、活魚、タマゴ、肉などが売られている。彼女は、どんな品物も買ってみるが、鮮度にはうるさく、その日に食べ切れる量しか買わない。いまの都市住民は、買い物に行く時間さえあれば、毎日新鮮な野菜をそろ
Author: 侯若虹=文 馮進=写真 Year 2003 Issue 7 PDF HTML