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Your search : [ author:ジェトロ北京センター所長 江原 規由] Total 194 Search Results,Processed in 0.106 second(s)
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11. 百聞は一見に如かず
今年四月以降、半年余りの間に、北は黒竜江省のロシアとの国境都市である黒河市から、南は広州市、西は新彊ウイグル自治区の省都であるウルムチなど、中国各地を訪問しました(地図参照)。行く先々で、中国経済のダイナミズムと変化のすさまじさを目の当たりにし、改めて、「百聞は一見に如かず」を実感しました。その「一見」の中から、今の中国経済を見るキーワードを紹介しましょう。進む物流革命各地とも、その地の特色を活か
Author: ジェトロ北京センター所長 江原規由 Year 2004 Issue 12 PDF HTML
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12. 「緑色経済」への化粧直し
一九七八年来の改革·開放政策下で、ひたすら高度成長路線を邁進してきた中国経済は、四半世紀後の今日、「化粧直し」の時を迎えたようです。まず、今年の中国経済を「走馬観花」(ざっと見ることの喩え)してみましょう。軟着陸へ向けて昨年一~九月のGDP成長率は九·五%と、中国は実質世界第一位の経済成長を維持しています。経済成長率が高ければ、経済が過熱し、インフレ圧力が強まります。御多分に洩れず、「経済過熱」と
Author: ジェトロ北京センター所長 江原規由 Year 2005 Issue 1 PDF HTML
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13. アルコールを飲む中国の自動車
酔っ払い運転のことではありません。中国の自動車用燃料としてアルコール一〇%混入ガソリン(燃料エタノール)[注释1]への切り替えが進んでいるということです。昨年十一月、黒竜江省、吉林省、遼寧省などで、すべての自動車に対し、燃料エタノールの利用が義務づけられました。中国政府は将来的にこれを中国全土[注释2]に拡大する意向です。遼寧省では普通ガソリンを販売したガソリンスタンドには五千元~二万元(一元=約
Author: ジェトロ北京センター所長 江原規由 Year 2005 Issue 2 PDF HTML
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14. 昨今の「衣」「食」「住」「行」
中国は実質世界第一位の経済成長を遂げていますが、昨年に続き景気過熱を避ける必要から、今年はその成長率を、昨年の九%台から八%台にスローダウンさせる方針です。今日、成長率を下げることに腐心する国は、中国をおいてほかにないでしょう。こうした状況下で、人々の生活実感はいったいどうなのでしょうか。人民の「衣」「食」「住」「行」(車、観光など)に見られる消費動向をスケッチしてみましょう。衣食足りてダイエット
Author: ジェトロ北京センター所長 江原規由 Year 2005 Issue 3 PDF HTML
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15. いよいよ出番 山東省経済
中国経済発展を担う地域と、対中ビジネスの拠点が「北上」しています。一九八〇年代は華南(深圳、広州を拠点とする珠江デルタ経済圏)、九〇年は華東(上海を頭とする長江デルタ経済圏)、そして二十一世紀に入り、環渤海経済圏(山東省、河北省、遼寧省、北京市、天津市の三省二直轄市)へと波及しています。環渤海経済圏は、北京市、天津市、河北省が形成する首都圏経済圏と渤海湾の両翼の山東省と遼寧省が接着している位置にあ
Author: ジェトロ北京センター所長 江原規由 Year 2005 Issue 4 PDF HTML
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16. 「和諧社会」の実現めざす
二〇〇四年、中国は国内総生産(GDP)で九·五%の経済成長を達成し、実質的に世界一位の高度成長を維持しました。この高度成長を可能にした「改革開放政策」の生みの親である鄧小平は、「発展是硬道理」(発展は絶対に必要である)といい、また「先富論」(機会ある者から先に豊になれ)を掲げました。その結果、中国は、外貨準備高で日本に次ぎ世界第二位になりました。また、人民の「三種の神器」は、一九七〇年代の自転車、
Author: ジェトロ北京センター所長 江原規由 Year 2005 Issue 5 PDF HTML
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17. 日中関係を距離ではかる
日中関係が「政冷経熱」と言われて久しい。経済関係は良好だが、政治関係がそれほど改善をみていないという意味ですが、日中関係は「一衣帯水」といわれていたころに比べますと、この四字成語の氾濫する今日の両国関係は、不自然な感じを否めません。温家宝総理は、「日中関係は政冷経熱といわれているが、日本に何を期待したいか」との質問に答え、日中両国は、「歴史を鑑とし、未来志向で、協力強化と共同発展を求めることが必要
Author: ジェトロ北京センター所長 江原規由 Year 2005 Issue 6 PDF HTML
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18. 車社会の到来と中国経済
今、中国でマイカーを運転すると、燃料代を含めて一年間でどのくらいの維持費がかかると思いますか。ざっと二万元(二十六万円)という試算[注释1]があります。この額は、人民一人あたりのGDPのほぼ二倍に相当しますから、かなり大きな出費となるわけです。それでも、車は最大の売行きの商品であることに変わりはありません。四月には、上海と新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで、モーターショーが大々的に開催され、マイカ
Author: ジェトロ北京センター所長 江原規由 Year 2005 Issue 7 PDF HTML
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19. 日中経済交流の新たな展開
今回は、ビジネス相手としての中国をどう見るのかという視点から考察してみたいと思います。昨年、中国は日本にとって最大の貿易相手国となりました。それまでは、日本が中国にとって最大な貿易国であったわけですが、今は日本が中国にとって第三番目の貿易相手国、直接投資では第四番目となりました。日中間の経済交流(主に貿易、投資)は、絶対量では年々増えているものの、日本の中国における経済的プレゼンスは低下傾向にあり
Author: ジェトロ北京センター所長 江原規由 Year 2005 Issue 8 PDF HTML
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20. H型発展を目指す「中部堀起」
過去四半世紀、中国経済は驚異的な発展を遂げてきました。この発展は、地域発展戦略に基づいていたといえます。すなわち、東部大発展(沿海)[注释1]から西部大開発(内陸)へ、そして東北振興へと引き継がれています。中国はT字型発展を遂げてきました。T字型とは、Tの上の「─」が沿海を、下の「│」は内陸方向へを示すといわれています。しかし、最終的に目指すは、中国全方位発展となるH型発展ということになるかと思い
Author: ジェトロ北京センター所長 江原規由 Year 2005 Issue 9 PDF HTML