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Your search : [ author:馮昭奎] Total 10 Search Results,Processed in 0.126 second(s)
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1. “謎”と“裸”と
最近いろいろな場で交されている日本論の中に、吟味に値する字が二つある。「謎(なぞ)」と「裸(はだか)」である。「謎」という言葉は、一九九〇年二月二十日、中華日本学会の発会式の席上、同学会名誉会長に推された著名な文学者夏衍(かえん)氏が即席のあいさつの中で使われたものである。中国と日本とは一衣帯水の隣国で、長い相互交流の歴史がある。だが厳密に言って―と氏は続けた。「日本人は中国をはっきり分かっていな
Author: 馮昭奎 Year 1991 Issue 4 PDF HTML
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2. 平和と発展の道を共に―コソボ危機後の中日関係を考える
コソボ危機後の中日関係コソボ危機の重苦しい影響が続いている。特にアメリカ主導のNATO軍による駐ベオグラード中国大使館爆撃事件の影響は重大なものがある。人々は国際情勢の行方に深い思考を巡らさずにはいられないだろう。平和と発展の流れが閉ざされはしないだろうか?または、その大きな流れは変わらないまでも、脅威にさらされはしないだろうか?憂慮せずにいられない。私の目には、世界の平和と発展は、まさに各方面か
Author: 馮昭奎 Year 1999 Issue 8 PDF HTML
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3. IT革命下の中日関係
馮昭奎·中国社会科学院日本研究所研究員は、長く中日関係を研究対象とし、特に中日の政治、経済の領域で大きな業績をあげている。新世紀の情報技術(IT)の変革のなか、中日関係は今後どのようにあるべきか、その方向性を分析して頂いた。「平和と発展」が新世紀の最も重要なテーマであることは誰も否定できないだろう。それに次ぐテーマは経済のグローバル化とIT革命、そしてこの発展をどう維持するかである。このような時代
Author: 馮昭奎 Year 2001 Issue 2 PDF HTML
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4. 指導者の言葉に見るこれからの中日友好
中日国交正常化三十周年の今年も、残すところあとわずかとなった。われわれは歴史が教える貴重な経験を、しっかりと心に刻むべきである。新世紀の中日関係をいかに正しく発展させるかを考えるとき、三世代にわたる中国の指導者たち―毛沢東、周恩来、鄧小平、江沢民の四氏が中日関係について述べた言葉は、いっそう意味深く響いてくる。中国社会科学院の馮昭奎氏は、その言葉をこんにちの中日関係と結びつけ、両国関係のこれからに
Author: 馮昭奎 Year 2002 Issue 12 PDF HTML
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5. 二十一世紀の中国「三つの推進力」
二十一世紀の中国は、次の「三つの推進力」により、改革と発展を速めることだろう。それは、WTO(世界貿易機関)への加盟と、中国西部大開発、IT(情報技術)革命である。WTO加盟世界銀行は、一九九七年九月に発表したレポート『二〇二〇年の中国』のなかで、中国のWTO加盟による世界各国の年間受益について予測した。それによると、二〇〇五年の中国の受益は八百三十億ドル(一ドルは約百二十五円)。他国の受益は、欧
Author: 中国社会科学院 馮昭奎 Year 2001 Issue 11 PDF HTML
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6. 「金融」と「環境」の二大危機に中日はどう向き合うか
Author: 日本研究者 馮昭奎=文 Year 2009 Issue 5 PDF HTML
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7. 土砂崩れ、味噌汁、老齢化
私は仕事の関係で日本に七、八回行ったことがある。行くたびにいつも新しい感慨を抱き、心に留めたことや考えさせられたことなどたくさんあった。今度また半年間住んでいたが、帰国前に日本の印象はどうか、と日本の友人に聞かれたので、いくつか自分の感想を話して来た。まず、私が毎日テレビや新聞を見ていて感じたのは「日本ではいつも何か事件がある」ということだった。例えば、私が日本に着いたばかりのとき、どこかで土石流
Author: 馮昭奎(フォン チャオクイ) Year 1998 Issue 1 PDF HTML
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8. 禁欲·節欲·貪欲
数カ月前に東京を訪問した時、道を尋ねに寄った神田の洋品店のおやじさんから、いま日本は不景気のどん底なので、みんな消費を切り詰めている、前は昼飯に七、八百円くらいかけていたが、いまは四、五百円のものしか食べない、という話を聞いた。日本経済は確かにきびしいんだな、という実感がわいた反面、平均年収三百万円(日本貿易振興協会刊『日本一九九七』による)と言われる日本ではないか、けちのし過ぎじゃないか、と感じ
Author: 馮昭奎(フォンジアオクイ) Year 1998 Issue 4 PDF HTML
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9. 日韓の技能の逆転に思う
韓国は、二〇〇一年の国際技能オリンピックで、五年連続のチャンピオンになった。国際技能オリンピックは、世界各国で順番に開催され、旋盤、フライス削り、電気溶接、精密機器組み立て、コンピューターを使ったCAD(キャド)製図などの生産技能の分野でしのぎを削る国際的な競技会である。二〇〇一年九月に韓国で開かれた国際技能オリンピックでは、総合成績ですでに四年連続のチャンピオンの韓国が、また一挙に二十個の金メダ
Author: 馮昭奎=文 全国日本経済学会副会長 Year 2003 Issue 1 PDF HTML
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10. 歩いてわかった日本
日本で私は多くの街を歩いたが、にぎやかな街もあれば、ひっそりした街もあった。その中で、名古屋市にある張石という小さな商店街は、現在の日本経済の姿をそのまま映した鏡のようであった。どうして私がこの街をよく知っているかというと、最近二カ月間、日本の産業技術を研究するため日本を訪問し、名古屋市立大学の客員研究員として、名古屋で暮らしたからなのである。宿舎から学校まで行くには、小さな商店街を通り抜け、途中
Author: 中国全国日本経済学会副会長 馮昭奎=文 Year 2003 Issue 7 PDF HTML