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Your search : [ author:首都博物館蔵] Total 3 Search Results,Processed in 0.076 second(s)
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1. 童子迎春
立春は、一年に二十四ある節気のなかでいちばん初めの節気。立春を境に、厳しかった冬は過ぎて大地の雪は解け、やがてうららかな春が訪れ、農事も忙しくなっていきます。中国では、農暦の新年を春節と呼んでいます。春節は立春のあと、その名はやはり立春に由来しているのです。北京にはこの日、一家だんらんで「春餅(チユンビン)」を食べる習わしが昔からあります。こねて薄くのばしたうどん粉を鉄板で焼いた餅に、炒めたもやし
Author: 首都博物館蔵 Year 1990 Issue 2 PDF HTML
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2. 耕織図
長かった封建社会では、人びとの生活は自給自足という小農経済がたよりでした。小農経済とは、各家が小規模ながら農業生産に従事することです。男は田畑を耕し、女は布を織る、これが代表的な仕事でした。国家の収入は税金によっていましたから、歴代の皇帝や地方官吏は農事に関心を寄せるのが務めでした。各時代に「耕織図」が描かれましたが、これは人びとの生活と国家の税収入に対して関心のあることを示すためだったのです。清
Author: 首都博物館蔵 Year 1990 Issue 4 PDF HTML
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3. 詩酒文会
この絵は、文人たちが集まって月を観賞する宴を催している情景を描いたものです。題して「詩酒文会」。美しい庭園に青い水をたたえた池。その周りを囲むようにして建てられた亭。左手前の大きな亭には「桃李芳園」と書かれたへん額が掛かっています。そして夜空に浮かぶ白い月にそれが放つ銀色の光。あたりは深閑としていますが、華やいだ雰囲気が伝わってくるのがこの絵の特徴。昔の文人たちは、酒をくみ交わしながら詩をつくる宴
Author: 首都博物館蔵 Year 1990 Issue 9 PDF HTML