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え藍建安] Total 2 Search Results,Processed in 0.072 second(s)
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1. 「赤ん坊の巨匠」
日本の新聞がつたえるところによると、このほど満一年の誕生日をむかえたばかりの赤ん坊が、「前衛派」の画家たちから“巨匠”と折り紙をつけられ、盛大な「個展」をひらいてもらつたと言う。ママと呼ぶさえ おぼつかなくて筆と紙との 見わけもないが赤ん坊とて なめてはならぬアバンギヤルドの 絵をかく大家チンパンジーでも 絵をかくからは赤ん坊なら 一枚うえじや観にきた客の 顔色いかに人をなぶるか 絵をなぶるのか
Author: 詩天馬 え藍建安 Year 1961 Issue 11 PDF HTML
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2. 泣きべそコンクール
新聞のつたえるところでは、アメリカのフイラデルフイアで、泣きぺそコンクールがひらかれた。これはいちばん長く泣いたものが優勝者になるというもの。十九歳の少女か四時間泣きとおし、世界記録をつくつたとのことだ。鼻汁目汁あいまぜて うそをまことに、泣いてみせますしばしのあいだ これもやつぱりコンクール 開びやくいらいの新文明 うその涙め選手たち いならぶ旦那は御満悦 さはあれドルのお国には
Author: 詩·天馬 絵·王宇 Year 1961 Issue 10 PDF HTML