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Your search : [ author:蕭一辺] Total 2 Search Results,Processed in 0.101 second(s)
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1. 猕猴桃(ミーホウタオ)
編集部の仲間がいく人か集まって、酒の話をしているところへ、「飲兵衛(のんべえ)」のW君が「獼猴桃酒」を一本買って帰ってきた。さいきん中国の名酒に仲間入りしたばかりの、まだあまり人に知られていない酒である。居あわせたもののなかでは、K君だけしか飲んだことがない。彼の話によれば、この酒はよく澄んでいて、口あたりがやわらかく、香りもよいという。血行を盛んにし、胃腸にもよく、体の節ぶしや筋肉のこりをほぐす
Author: 蕭一辺 Year 1978 Issue 9 PDF HTML
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2. 寧夏灘羊(タンヤン)
灘皮で作った外套の威力厳しい冬の訪れとともに、編集部の何人かの年輩者が、それぞれ毛皮裏の外套をひっぱりだし着用に及んできた。シーズンとあって、これを話題にするのも一興であろう。古いのもあれば新しいのもある。さすがに新調の毛皮を裏につけた外套は、よくできている。だが、わたしたち門外漢にはその良し悪しはつけようがなく、これがいい、あれがいいとうるさいこと。ただし、俗にいう「手前みそ」で、だれもが自分の
Author: 蕭一辺 Year 1978 Issue 12 PDF HTML