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Your search : [ author:石堅(シーチエン)] Total 1 Search Results,Processed in 0.071 second(s)
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1. さようならお元氣で!
一九五五年十二月十四日の午後だつた。中國で一番大きい人工港―塘沽新港の波止場では、感激的な場面がくりひろげられていた。塘沽のいろいろな階層の人びとや埠頭労働者が二百名あまり、帰國する日本人居留民を見送りに來ていた。帰るもの、見送るもの、たがいに何度も手をとりあい、抱きあつている。見送りの人たちに荷物の運搬を手つだつてもらつて、いよいよ興安丸にのりこむときには、帰國者の多くが淚をうかべ、いかにも名殘
Author: 石堅(シーチエン) Year 1956 Issue 2 PDF HTML