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1. ろう染め
ろう染めは中国の染色法としてはもっともふるい。隋、唐(五八一~九〇七年)のころにろう染めがおこなわれていたとものの本に書かれている。敦煌の千仏洞の壁画、彩塑の人物の服装、各地で出土した実物および日本の正倉院や法隆寺に保存されている唐代の遺物などから、当時の服飾にろう染めの果たした役割が立証される。すぐれた少数民族の芸術中国の西南部に位置する貴州省は、少数民族が集まり住んでいる地区である。勤勉、勇敢
Author: 滕謙 Year 1977 Issue 60 PDF HTML