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え·曹振峰] Total 1 Search Results,Processed in 0.063 second(s)
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1. かがり火
広びろとはてしない湿地帯は夜のとばりにつつまれ、つらなる山々や灌木、沼などの影もそれと見分けがつかなくなつてきた。まばらな星影もばかに遠く見える。夜風がピユーピユーうなり、すさまじい狼の遠吠えがどこからか聞こえてくる。わたしたちが阿覇(アパ)[注释1]に着く四日まえの夜のことであつた。わたしたち数人の足は、長途の行軍で靴ずれしたうえ、きたない泥水につかつたために、すつかり腫れあがつていた。飢えをし
Author: 朱家勝 え·曹振峰 Year 1961 Issue 5 PDF HTML