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Your search : [ author:本誌記者 南英] Total 376 Search Results,Processed in 0.090 second(s)
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1. 西沙群島を行く
海南島の南端に立つ中国南海に浮かぶ西沙群島への道すじに、「天涯海角(テイエンヤーハイジヤオ)」といわれる海岸の名勝地がある。それは、中国で二番目に大きい島―海南島の最南端にあり、行政的には広東省崖県に属する。ヤシの木、シュロの木、そして巨大な花崗岩におおわれた海岸の岩場でそこから南が、ひろびろとした南中国海なのだ。まさに「天涯海角」の名が示すように、この地に立つと、「はるけくも来たるものかな」の実
Author: 本誌記者 南英 Year 1981 Issue 1 PDF HTML
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2. 西沙群島を行く
大なまこの養殖もここは、典型的な熱帯地方であるだけに、日光の直射時間がとくに長く、しかも強い。朝五時に目が覚めると、もはや強い日光が差し込んできて、目が眩しい。夜は、さわやかな風がふいてよく眠れるが、朝になるとたちまち気温が高くなる。年間の平均温度は摂氏二六度前後、冬のもっとも低い温度のときでも二四度はあり、四、五月から三〇~四〇度の夏季となる。記者は、林のなかにある野外食堂で朝食をすませてから、
Author: 本誌記者 南英 Year 1981 Issue 2 PDF HTML
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3. 西沙群島を行く
息をのむ海底の花園東島を出発しようとしているとき、都合よく北京と青島からやって来た十数人の科学者に出会った。中国科学院海洋研究所と海洋博物館の人たちである。海藻類の研究者が多いが、腔腸動物、棘皮動物、魚類、貝類などの研究者もいるという。科学者たちは、東島から四〇浬あまり離れた宣徳群島に属する趙述島へ調査に行くのだと聞き、さっそく仲間に加えてもらった。私たちの船は、ゆりかごのようにゆれながら波を切っ
Author: 本誌記者 南英 Year 1981 Issue 3 PDF HTML
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4. 西沙群島を行く(最終回)
珊瑚と貝の島永楽群島の主な島々は、点々と環状に連なっているが、その南側があいていて、馬蹄形をなし、湾のようになっている。この湾内は水深約五〇メートルだが、湾外の水深は一〇〇メートル以上もある。金銀島から珊瑚島までは、一時間ちょっとで着いた。この一·七平方キロしかないちっぽけな島について、すでに千数百年前、晋代の学者裴淵が『広州記』という本の中で「珊瑚洲,在県南千里,昔人于海中捕魚,得珊瑚」と書いて
Author: 本誌記者 南英 Year 1981 Issue 4 PDF HTML
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5. 偉大な時代の眞實を反映するために
中國文学芸術工作者第二回大会は、一九五三年九月二十三日から十月六日まで北京でひらかれた。五六〇名の正式代表と一八九名の列席者が、國家の高級機關や団体の会議場となつている懷仁堂で一堂に会した。代表たちは、全國の各地、各民族のあいだからやつてきた。ほかに朝鮮からきたものもいるが、大部分は中國人民志願軍の活動に参加している人たちだ。代表のなかには、ながい経歷をもつた老作家もおれば文芸活動のうえに頭角をあ
Author: 本誌記者 Year 1953 Issue 7 PDF HTML
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6. 民族形式の體育
中國の人民は、長い歷史のなかで、体育のうえにもいろんな民族的形式を生みだしてきた。これらの体育は、どんな苦しみにも耐えぬく力、機敏で勇敢な気質をそだてあげるとともに、外國の侵略者に反対し國內の反動派と外國の帝國主義者に反対する鬪爭のなかで、人民の愛國心と鬪志をきたえあげてきた。だが、かつての反動的な支配のもとでは、民族体育をひろく発展させる手だてはなかつた。ふるい中國で民族形式の体育運動がひろく発
Author: 本誌記者 Year 1954 Issue 1 PDF HTML
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7. 偉大な一日
一九五三年十二月二十六日、中國黒色冶金工業の中心地鞍山で盛大な式典がおこなわれた。それは新しく竣工した鞍山鋼鉄公司の三大工場たる中國最初の自動式継目なし鋼管工場、同じく中國最初の自動式大型鋼圧延工場、自動式第七号熔鉱炉の生產開始を祝う式典であつた。これは社会主義的工業化をめざす建設途上における中國人民の新たな、偉大な勝利であつた。近代的重工業のこの三つの巨人、いずれも高い生產能率をそなえた最新式の
Author: 本誌記者 Year 1954 Issue 2 PDF HTML
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8. 長辛店鉄道工場のたずねて
霧のふかい一月のある朝、私は長辛店鉄道工場をおとずれた。長辛店は北京の南方二十キロの地点にある京漢線上の小さな駅である。だが長辛店というこの名前は、中國労働者階級の革命鬪爭史上のある大きな事件と結びついている。つまりこの長辛店鉄道工場の労働者は中國共產党の指導のもとに、まつ先に待遇改善を要求するストライキで勝利をおさめ、一九二三年二月の歷史的な京漢鉄道労働者の大ストライキ、言いかえれば中國共產党の
Author: 本誌記者 Year 1954 Issue 2 PDF HTML
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9. 北京西單匠の選擧
『今日はわたしたちのすばらしい祭日であります……今日はわたしたちの代表をえらび出す日でありまず!……』一九五三年十二月六日の朝はやくから、街頭の拡声器は全西單区の市民に楽しいニユースをつたえている。西單区は二十四万の人口をもつ北京最大の区である。中國共產党と人民政府の中央機關はこの区內にある。一九五三年十二月六日、西軍区は他の区にさきがけ首都最初の区人民代表大会の選挙をおこなつた。選挙当日のこの日
Author: 本誌記者 Year 1954 Issue 2 PDF HTML
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10. 鹿圏村の文化ステーシヨン
とつぶり日が暮れた。暗い夜空に新月がかかり、鹿圏村の人家やまわりの畑をぼんやり照らしだしている。今夜村の小学校校の運動場でやることになつている芝居の用意は、もうすつかりできていた。小高くなつたところが舞台にあてられ、そこには簡單な背景がとりつけてある。村の文化ステーシヨンの人たちは、今晩芝居があるから見にくろようにといつて、もれなく村ぢゆうに知らせてまわつた。舞台まえの廣場は、もう人でいつばいにな
Author: 本誌記者 Year 1954 Issue 5 PDF HTML