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Your search : [ author:方志敏] Total 4 Search Results,Processed in 0.071 second(s)
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1. 愛する中国(一)
幼いころ、わたしは村の私塾に通った。なにも分からず、帝国主義とはなにか、帝国主義がどんなに中国を侵略しているのかも知らず、もとより、愛国とはなにかも知らずにいた。その後、高等小学校にあがるようになってから、ものごとがだんだんと分かるようになり、中国を愛さなければならないわけも次第に分かってきた。一九一八年、愛国運動の波がわたしたちの高等小学校におよんだとき、われわれ生徒も集会をもった。会場では、何
Author: 方志敏 Year 1978 Issue 1 PDF HTML
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2. 愛する中国 (二)
友よ、上海ではこれといった職もなく、K省(江西省を指す―編集者)へもどった。わたしはJ国(日本を指す―編集者)の汽船に乗った。J国の船に乗ったら、よほど気をつけないといけない、さもないと、船員から無茶なことをされるからな、と見送りにきてくれた友人が注意した。わたしは、かれらの忠告を心に留めた。せまくて、汗臭く、人いきれのする三等船室に席をとった。友よ、君たちも知っているように、そのころわたしはひど
Author: 方志敏 Year 1978 Issue 2 PDF HTML
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3. 愛する中国(最終回)
友よ、崩壊と壊滅のなかから中国を救い出し、帝国主義という悪魔の手から瀕死の母親を救い出すのに、もはや猶予はならない。だが、どうすれば救えるのか。われわれの同胞から、とびきり筆の立つ者を何人か選び出し、うっとりするような文章か書簡を書かせ、悪魔どもに侵略の手を休めるよう勧告すればよいのか。それとも雄弁家や外交辞令のたくみな者を何人か選びだし、奴らに遊説し、奴らの良心に訴え、その肉切り包丁を捨てて中国
Author: 方志敏 Year 1978 Issue 3 PDF HTML
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4. 清貧
革命闘争に身を投じて、十年以上の年月が流れた。この間、わたしは質素をむねとし、ぜいたくをした覚えがない。わたしが扱った公金は総額数百万元にのぼるが、革命のために調達した金だから、少しずつ大切に革命事業のために使われなければならないものである。これは、国民党反動派のお偉方にして見れば、不可思議なことであろうし、あるいは大風呂敷だと言うにちがいない。自己を厳しく律し、おのれを捨て、公に尽くすことは、共
Author: 方志敏 え·董辰生 Year 1978 Issue 7 PDF HTML