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Your search : [ author:戈午] Total 3 Search Results,Processed in 0.099 second(s)
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1. 前進の足音
配達された新聞をとりあげてみると、四川省(スーチワン)温江専区(ウエンチヤン)の秋の収穫のニュースがまず目をひいた。温江専区といえば、中国のなかでも「天府の国」とよばれる四川省の穀物の主な産地である。ニュースは、温江専区のことしのできは昨年をしのぎ、取り入れを終わった新穀がほとんど倉入りしたと報じている。そうして、記者が温江を訪れてえた見聞をつぎのように書いている―わたしは、農家のあき地というあき
Author: 戈午 Year 1962 Issue 12 PDF HTML
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2. 鋼鉄総合企業を設計する人びと
卓上には色あざやかな鉢植がずらりとならべられているのだが、それに目をむけるものは一人もいなかつた。だれの眼も壁にはつてある靑写真にくぎづけられ、だれの耳も発言者の言葉に吸いよせられているのだ。「こつちに新しい職場、あつちにふるい職場というんじや、はなればなれで、どうもうまくないと思うんだが……」年かさの技師がたちあがつて、靑写真を指さしながら職場の配置についての意見をだした。「でも、これはいくつか
Author: 戈午(コーウー) Year 1957 Issue 2 PDF HTML
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3. 日本の技術者たち
三月の上旬、わたしは北京の北郊にある北京毛織物工場を訪れた。この工場の建設はまだ終つていない。高い足場の上に立つてさかんに壁塗りをしているのがみられた。工場へ通じる道の両がわには、あちこちに機械の入つた大きな木箱が置かれ、箱にはローマ字のトウキヨウとか、メード·イン·ジヤパンの橫文字がついている。この文字は、工場の建設が日本と深いつながりをもつていることを示していた。去年の春から夏にかけ、わが国の
Author: 戈午(コーウー) Year 1957 Issue 5 PDF HTML