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Your search : [ author:孫機] Total 4 Search Results,Processed in 0.079 second(s)
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1. 唐·薩珊銀胡瓶
カラーグラビア参照中国の芸術史上、唐代はきわだって美しい花が開いた時期である。書道、絵画、彫刻などはもちろん、工芸品についても、この時期につくられた器物は、豊満で明るい造型、優雅ではなやかな紋様などが後世から称えられている。漢代までの工芸品には、殷·周いらいの重々しく神秘的な色合いが、濃く残されているが、唐代の作品になると、一転して清新な息吹きが感じられる。これは、中国の芸術それ自身の歴史的発展に
Author: 孫機 Year 1984 Issue 3 PDF HTML
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2. 唐·袖珍銀薫球(超小型の銀製球状香炉)中国における薫香の歴史
カラーページ参照薫香は、古代中国でかなり長期にわたって行なわれていた習俗である。大昔はもっぱらその土地に産する香草をもやさしていたが、紀元前一一一年以後、東南アジアへの門戸が開かれ、熱帯地方の沈香(ちんこう)、薫陸(くんろく)、伽羅(きやら)、竜脳(りゆうのう)など上等な香料が伝来した。広州、長沙などの漢墓から蓋のある香炉が出土しており、中原地区でもさらに精緻な「博山香炉」が発見されている。こうし
Author: 孫機 Year 1984 Issue 4 PDF HTML
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3. 唐·掐絲練団花金杯
カラーグラビア参照団花金杯は現代の湯飲み茶碗によく似ているが、実は、茶器ではなく酒器である。この団花金杯は、陝西省の省都·西安市の何家村から出土したもので、高さは五·九センチ、口径は六·八センチ。金製で、唐代中期のものと推定されている。唐代中期には、喫茶の習慣がかなり普及していたが、当時飲まれたのは、主に抹茶だった。茶の葉を粉末に碾(ひ)いてから茶碗に入れ、熱湯を注いで飲用に供した。茶碗のほとんど
Author: 孫機 Year 1984 Issue 9 PDF HTML
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4. 元·ジンギスカン陵の馬鞍
草原文明をつくり出した中国の北方騎馬民族は、古代史上、つぎつぎに雄壮な活劇を演じた。輩出した騎馬の英雄のなかでも、ジンギスカン(一一六二~一二二七)こそ一代の天驕と称すべきだろう。かれは蒙古の大砂漠を統一するとともに、鉄蹄でヨーロッパ·アジア大陸を踏破した。その功罪はすべて馬上より出ている。内蒙古オルドス高原エジンホロ旗ガンデル敖包(オボ)のかれの山陵にしても騎馬と関連がある。かれがここを通ったと
Author: 孫機 史石 Year 1983 Issue 10 PDF HTML