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Your search : [ author:中村 朔 (なかむら さく)] Total 10 Search Results,Processed in 0.104 second(s)
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1. 漢詩に魅せられて北京吟行
Author: 中村 朔 (なかむら さく) Year 2012 Issue 5 PDF HTML
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2. 並木の都
深圳にて蜻蛉の影踏む橋を入国す車窓の景見飽かず 六句一列に家鴨も出向く朝曇 青バナナずしりと垂れし秋暑かな 足あとや赫土の沼暑に涸れて 秋蝶に蓮田干割るる野の日和 楊まばらに川べりの村賑ふは祭礼らし サーカスや秋の濁流急ぎ去り たまたま水廣く走れる船影にやうやくこの国に入る思ひ深し 秋江の帆のためらはず進む方漢口に揚子江架橋を見る 二句石刻む手つきの馴れに秋日差 どの音も石切る大河秋寂と国慶節に参
Author: 中村汀女 Year 1956 Issue 12 PDF HTML
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3. 勝利の杯をあげよう
中国古代の偉大な愛国詩人杜甫は、かつてその詩のなかで次のような希望をのべた―天の川の流れをとめて、その水で罪悪にみちた正義にもとる戦争を洗い流し、この世に平和をもたらすことのできる、そういう神通力をもつた勇士のあらわれるのをわたしは心から渴望している、と。杜甫の生きていた時代に、そうした勇士を見つけ出すことはできなかつた。しかし今日、われわれの人民は、思想をもち、理想をもち、社会主義と人類の進歩の
Author: 楊朔 Year 1960 Issue 61 PDF HTML
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4. 歌舞伎と京劇
所·北京 時·一九五五年十月編集部 『人民中國』編集部を代表しまして、市川猿之助先生はじめ歌舞伎團のみなさまの中國訪問公演を心から歓迎いたします。市川猿之助先生、梅蘭芳先生、中村翫右衛門先生はいずれも御多忙中にかかわらず、こころよくわたくしたちの願いをいれて下さつてこの座談会に御出席下さいましたこと、まことに有難く厚く御礼申し上げます。市川猿之助先生と梅蘭芳先生は、お二人とも古典劇の名優であります
Author: 市川猿之助 梅蘭芳 司会 中村翫右衛門 Year 1956 Issue 1 PDF HTML
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5. 波のしぶき
秋風の吹きそめる八月、空気はことのほかさわやかであった。わたしはときどき海べの岩の上にすわって、さかまく波や流れる雲の姿にながめ入るのがすきだった。満潮のときには、果てしない大海から、どうどうと音をたてておしよせてくる波は一波また一波と岩にぶちあたって、数丈もある白波をまきおこし、はげしく海べの岩をたたいた。岩には無数のみぞやくぼみがきざみつけられていた。スカートのすそをからげたなんにんかの若い娘
Author: 楊朔 え·林鍇 Year 1962 Issue 7 PDF HTML
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6. スチュワーデス(上)
五年前の夏休み、避暑地として知られる中国北部の港湾都市で、天真爛漫な少女と海の男がめぐりあった……。テレビドラマ化された話題作。一王眉とのめぐりあいは、おれが二十歳(はたち)、王眉が十三歳のときだった。おれは海軍の兵士、掃海艇の三十七ミリ砲の砲手をしていた。王眉は中学生、掃海艇の寄港地である港湾都市のおばあさんの家にきて夏休みを楽しんでいた。その年の夏、おれたちの掃海艇は指揮官養成所の実習生を乗せ
Author: え·葉欣 王朔 Year 1985 Issue 3 PDF HTML
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7. スチュワーデス(中)
七新聞やテレビでよく外国の旅客機の墜落事故がとりあげられるようになって、王眉はこんなことをいいはじめた。「墜落して死んでしまえばそれまでだけど、もし重傷だったら、あなた、それでもわたしが必要?」「もちろんさ、一生面倒みてやるよ」おれは、神に誓うような顔をして答えた。「一生ねえ……どうやって面倒みてくれるの、舌先三寸で?」しまった、彼女のわなにはまった。まだ仕事にもついていないわが身をすっかり忘れて
Author: え·葉欣 王朔 Year 1985 Issue 4 PDF HTML
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8. スチュワーデス(下)
十六北京の家に帰ったおれは、「虚脱状態」とでもいうのか、全身からすっかり力が脱けて、悶悶とした日々をおくっていた。杭州をたつ日の朝のことだ。九渓のバスの停留場で車を待っていると、友だちと朝のジョギングに出てきた王眉にぶつかった。王眉は、おれを見て立ち止まった。朝の太陽がまぶしくて、その瞳にしめされた表情は読みとれない。だが、おれになにか話しかけようとしていることが感じとれた。おれの方にかけよってき
Author: 王朔 え·葉欣 Year 1985 Issue 5 PDF HTML
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9. 鶴首の花びん
赤羽荘での送別会日本には鶴首(つるくび)といわれる古雅な花びんがある。色があざやかで、くびが細長いところからこのような名前がつけられたのだろう。わたしにこの花びんを贈ってくださったのは、東京の赤羽荘の女主人である。わたしが日本をはなれるまえ、日本の作家のかたがたが赤羽荘で送別会をひらいてくださった。小じんまりとした庭に紫の木蓮の花がさいていた。門口には鳥網と数羽の野鳥がぶらさがっていて、いかにも野
Author: 楊朔(ヤンシウオ) Year 1964 Issue 2 PDF HTML
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10. 中国各地で発掘された恐竜群
《グラフ参照》この七月から半年間、東京、大阪、福岡などで、「中国恐竜展」がひらかれる。合川(ホーチユアン)マメンキサウルスはじめ、恐竜一一体の完全な復元骨格や、中国二四の省·市·自治区から発掘された四億年前~一万年前にわたる古脊椎動物の化石三六九点が展示される予定で、大きな関心が寄せられている。 ところで、中国の北京原人は有名だが、もっとさかのぼった恐竜については、まだそれほど知られていない。だが
Author: 甄朔南 郭伯南 Year 1981 Issue 7 PDF HTML