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Your search : [ author:え·任率英(レンスワイイン)] Total 1 Search Results,Processed in 0.087 second(s)
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1. 鹿娘
丁郞(ていろう)(テイン·ラン)はみなしごでした。小さいときふた親に死にわかれ、それからは毎日山でたきぎをとりながらくらしていました。その日も、丁郞は山へいつてたきぎをきつていましたが、すこしつかれたので、そばの大きな平石のうえに腰をおろしてやすみにかかりました。すると、どうしたことか、とつぜん、林のなかがざわつきだしました。たくさんのけだものたちがおどおどしながら、めちやくちやににげまわつていま
Author: え·任率英(レンスワイイン) Year 1958 Issue 2 PDF HTML