北京の頤和園は、中国清代の離宮である。庭園にある長廊は、全長728メートル、世界でも最長のギャラリーと言われている。その梁の上には人物や山水、花鳥、建築など各種の彩色画が8000以上ある。なかでも人物画は中国の古典文学、歴史物語、神話伝説などから材を取って、描かれている。「菊を采る東籬の下、悠然として南山を見る」。人々によく知られているこの詩句は、東晋(317~420年)の大詩人·陶淵明のもので、...
Please login first!
北京の頤和園は、中国清代の離宮である。庭園にある長廊は、全長728メートル、世界でも最長のギャラリーと言われている。その梁の上には人物や山水、花鳥、建築など各種の彩色画が8000以上ある。なかでも人物画は中国の古典文学、歴史物語、神話伝説などから材を取って、描かれている。「菊を采る東籬の下、悠然として南山を見る」。人々によく知られているこの詩句は、東晋(317~420年)の大詩人·陶淵明のもので、...