客家(はっか)の民家は、山沿いにあっても、田畑のそばにあっても、家屋の後ろに木々や果樹、竹を植える習慣がある。木々の種類は、ほとんどが旺盛な繁殖力をもつマングローブやクスノキ、ハシバミ、マツなどである。いずれも亭々としてそびえ、枝葉が茂り、その根を張り巡らせている。いったん植えられると、おのずと生い茂る樹木なのだ。とくに祠堂(祖廟)の後ろの林は、子孫の幸せを見守り、一族の繁栄をかなえるとされた「風...
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客家(はっか)の民家は、山沿いにあっても、田畑のそばにあっても、家屋の後ろに木々や果樹、竹を植える習慣がある。木々の種類は、ほとんどが旺盛な繁殖力をもつマングローブやクスノキ、ハシバミ、マツなどである。いずれも亭々としてそびえ、枝葉が茂り、その根を張り巡らせている。いったん植えられると、おのずと生い茂る樹木なのだ。とくに祠堂(祖廟)の後ろの林は、子孫の幸せを見守り、一族の繁栄をかなえるとされた「風...