製紙は、古代中国の四大発明の一つとして知られる。紙すき職人たちは、よく槽缸(そうこう)(紙すきぶね)を使って紙をすいたことから、俗に「槽戸(ツァオフー)」と呼ばれた。四川省の製紙の里·夾江(ジャージャン)県石窖(シージャオ)村では、そうした職人たちの家の母屋に必ず「蔡倫先師」と書かれた護符が供えられている。昔は、中国の蔡倫という人物が後漢の元興元年(一〇五年)に紙を発明したと考えられていたため、蔡...
Please login first!
製紙は、古代中国の四大発明の一つとして知られる。紙すき職人たちは、よく槽缸(そうこう)(紙すきぶね)を使って紙をすいたことから、俗に「槽戸(ツァオフー)」と呼ばれた。四川省の製紙の里·夾江(ジャージャン)県石窖(シージャオ)村では、そうした職人たちの家の母屋に必ず「蔡倫先師」と書かれた護符が供えられている。昔は、中国の蔡倫という人物が後漢の元興元年(一〇五年)に紙を発明したと考えられていたため、蔡...