西安市の南の郊外十二キロ、長安県の少陵原の西に杜公祠があります。杜甫はこの附近で天宝五年(七四六)から至徳二年(七五七)の春まで住んだと伝えられ、名作「貧交行」「兵車行」「麗人行」「京より奉先県に赴く詠懐五百字」「月夜」「王孫を哀れむ」「春望」「哀江頭」等を生んだのです。明代に建立されて以来、何回となく改修は行われたようですが、一九七八年を最後に訪れる人もほとんどなく、次第に荒れ果てるのを待つばか...
Please login first!
西安市の南の郊外十二キロ、長安県の少陵原の西に杜公祠があります。杜甫はこの附近で天宝五年(七四六)から至徳二年(七五七)の春まで住んだと伝えられ、名作「貧交行」「兵車行」「麗人行」「京より奉先県に赴く詠懐五百字」「月夜」「王孫を哀れむ」「春望」「哀江頭」等を生んだのです。明代に建立されて以来、何回となく改修は行われたようですが、一九七八年を最後に訪れる人もほとんどなく、次第に荒れ果てるのを待つばか...