昨年十一月、第一回竜音杯中国民族楽器国際コンクールの筝(撥弦楽器。日本では十三弦が主流だが、中国では五弦に始まり、唐宋のころに十三弦となり、現代では二十一弦が広く普及している)の審査を頼まれて北京に行った。期待を超える若い人材を発見でき、国際的なソリストとして成長するであろう彼らと同時に、その作曲も随分洗練されて来たことを嬉しく思った。ここまでの二十年近い体験が、私の感動を倍加させたに違いない。*...
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昨年十一月、第一回竜音杯中国民族楽器国際コンクールの筝(撥弦楽器。日本では十三弦が主流だが、中国では五弦に始まり、唐宋のころに十三弦となり、現代では二十一弦が広く普及している)の審査を頼まれて北京に行った。期待を超える若い人材を発見でき、国際的なソリストとして成長するであろう彼らと同時に、その作曲も随分洗練されて来たことを嬉しく思った。ここまでの二十年近い体験が、私の感動を倍加させたに違いない。*...