「天下の名山、寺多し」ということわざがあるが、名山を好むのは道士(道教の僧)たちも同じである。そのため、仏教寺院のある名山には、往々にして道観(道教の寺)が置かれた。天台山も、まさにそれである。そこには仏教の名刹·国清寺や、道観で知られる桐柏宮などがある。仏教と道教が相和(あいわ)して成り立ったのは、中国文化の明らかな特徴だ。人々は寺院でおがみ、道観で香をそなえて、来世の「仏」の道と、現世の「道」...
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「天下の名山、寺多し」ということわざがあるが、名山を好むのは道士(道教の僧)たちも同じである。そのため、仏教寺院のある名山には、往々にして道観(道教の寺)が置かれた。天台山も、まさにそれである。そこには仏教の名刹·国清寺や、道観で知られる桐柏宮などがある。仏教と道教が相和(あいわ)して成り立ったのは、中国文化の明らかな特徴だ。人々は寺院でおがみ、道観で香をそなえて、来世の「仏」の道と、現世の「道」...