杜甫を読んでいて忘れてはいけないことがあります。彼の家族愛についてです。特に今回読もうとする「月夜」は、戦乱の中に離ればなれにならなければならなかった妻を思って詠まれたものです。この頃、杜甫はやっと役職に就き、新たなスタートを切ろうとした時に安禄山の乱が起きます。妻子と同居の生活が出来ずに妻を長安の東北、鄜州(現在陝西省富県)に避難させていたのです。自分は、長安に抑留されていました。この詩は、秋の...
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杜甫を読んでいて忘れてはいけないことがあります。彼の家族愛についてです。特に今回読もうとする「月夜」は、戦乱の中に離ればなれにならなければならなかった妻を思って詠まれたものです。この頃、杜甫はやっと役職に就き、新たなスタートを切ろうとした時に安禄山の乱が起きます。妻子と同居の生活が出来ずに妻を長安の東北、鄜州(現在陝西省富県)に避難させていたのです。自分は、長安に抑留されていました。この詩は、秋の...