中国西南の辺境の地、チベット自治区は、海抜が平均四千メートル以上あり、「世界の屋根」と呼ばれている。ここに暮らすチベット族はみなチベット仏教をあつく信仰している。千七百以上ある寺院のなかで、自治区の区都ラサ市の中心にあるジョカン寺(大昭寺)がもっとも有名であるヤギがつくった寺ジョカン寺は七世紀中葉に建てられた。当時の吐蕃王国の王、ソンツェン·ガンポは、チベットを統一した後、六三三年にラサに都を移し...
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中国西南の辺境の地、チベット自治区は、海抜が平均四千メートル以上あり、「世界の屋根」と呼ばれている。ここに暮らすチベット族はみなチベット仏教をあつく信仰している。千七百以上ある寺院のなかで、自治区の区都ラサ市の中心にあるジョカン寺(大昭寺)がもっとも有名であるヤギがつくった寺ジョカン寺は七世紀中葉に建てられた。当時の吐蕃王国の王、ソンツェン·ガンポは、チベットを統一した後、六三三年にラサに都を移し...