中国古典文学名著『聊斎志異』（第1集）

中国の四大怪奇小説のひとつ『聊斎志異』は、清代の作家·蒲松齢（1640～1715）が文語体で書いた短編小説集。蒲松齢は、キツネや鬼（グイ）（幽霊）などが登場する不思議な物語を通して、真摯な愛を語り、俗世間や悪役人への批判、庶民の願いなどを代弁した。収められた400以上の物語は、巧みな構想と生き生きとした表現、真に迫る洗練された文章で、古くから内外の研究者たちに絶賛されてきた。それは中国が誇る名作で...