王昌齢は、二十七歳で進士に及第し、本来ならば順風満帆の人生であったはずです。その後の左遷と安史の乱、故郷に帰って殺されるという悲劇がどのような形で彼の人生に投影したのか、興味深いところです。そのような人生を歩んだ詩人にとって、前回読んだ「閨怨」で、出世への欲望のむなしさを若妻の姿を借りて表現したのは何故だったのでしょうか、興味深いところです。今回の「春宮怨」は、詩人の感性を考える上で、難解なものの...
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王昌齢は、二十七歳で進士に及第し、本来ならば順風満帆の人生であったはずです。その後の左遷と安史の乱、故郷に帰って殺されるという悲劇がどのような形で彼の人生に投影したのか、興味深いところです。そのような人生を歩んだ詩人にとって、前回読んだ「閨怨」で、出世への欲望のむなしさを若妻の姿を借りて表現したのは何故だったのでしょうか、興味深いところです。今回の「春宮怨」は、詩人の感性を考える上で、難解なものの...