前回お話ししたように「江南の春」は近体詩の規則に合っていません。それを救うのが拗救で、拗救には次のような三種類があります。一寸長くなりますが解説します。(一)「仄仄平平仄仄平(●●○○●●○)」の平仄式の句で、第三字でもし仄字を使った場合、第五字で平字を使って平字を取り返して孤平(平字が仄字に挟まれて孤独になること)を避けるようにするのです。そうすると「仄仄仄平平仄平(●●●○○●○)」となります...
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前回お話ししたように「江南の春」は近体詩の規則に合っていません。それを救うのが拗救で、拗救には次のような三種類があります。一寸長くなりますが解説します。(一)「仄仄平平仄仄平(●●○○●●○)」の平仄式の句で、第三字でもし仄字を使った場合、第五字で平字を使って平字を取り返して孤平(平字が仄字に挟まれて孤独になること)を避けるようにするのです。そうすると「仄仄仄平平仄平(●●●○○●○)」となります...