宋の徽宗趙佶(一一〇一~一一二五年在位)は絵画に長じ、多くの作品を残しています。そのなかに『聴琴図』という絵があって、一人が琴を弾き、もう一人がそれを聞いているのですが、後世の人はそれが徽宗の自画像で、琴を弾いているのが徽宗本人であると主張してきました。この絵の徽宗は普段着の上に向かいえりの長い服を着ており、とてもリラックスして見えます。河南省禹県白沙の宋代の墳墓から出土した壁画に、化粧中の女優た...
Please login first!
宋の徽宗趙佶(一一〇一~一一二五年在位)は絵画に長じ、多くの作品を残しています。そのなかに『聴琴図』という絵があって、一人が琴を弾き、もう一人がそれを聞いているのですが、後世の人はそれが徽宗の自画像で、琴を弾いているのが徽宗本人であると主張してきました。この絵の徽宗は普段着の上に向かいえりの長い服を着ており、とてもリラックスして見えます。河南省禹県白沙の宋代の墳墓から出土した壁画に、化粧中の女優た...