窩頭はもともと北方の人々が主食としていたものだった。作り方は、トウモロコシの粉を練ってこぶしぐらいの円錐形にし、下に穴をあけ、形がととのったら強火で蒸す。トウモロコシ粉が粗くて硬いので、これで作った窩頭は粗末な食べ物と見なされ、金持ちの家ではあまり食べなかった。だから、貧しい暮らしのたとえに「窩頭さえ食べられない」という言葉がある。しかし、たまに食べるとトウモロコシ粉特有の香りが口に残り、後味がい...
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窩頭はもともと北方の人々が主食としていたものだった。作り方は、トウモロコシの粉を練ってこぶしぐらいの円錐形にし、下に穴をあけ、形がととのったら強火で蒸す。トウモロコシ粉が粗くて硬いので、これで作った窩頭は粗末な食べ物と見なされ、金持ちの家ではあまり食べなかった。だから、貧しい暮らしのたとえに「窩頭さえ食べられない」という言葉がある。しかし、たまに食べるとトウモロコシ粉特有の香りが口に残り、後味がい...