肇慶はむかし端州と呼ばれた二千年の歴史を持つ文化名城であり、山紫水明で傑物の出る土地でもある。仏教禅宗の第六祖の慧能(えのう)(六三八~七一三年、唐代の僧)が肇慶の新興県に生まれた人物で、彼の『六祖壇経』が今だに経典として伝わっている。国家風景名勝区に指定された七星岩が肇慶のシンボルで、この石灰岩が林立する地帯には七つの山が北斗七星のように四六〇万平方メートルの湖に散在している。薄霧がその間を漂い...
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肇慶はむかし端州と呼ばれた二千年の歴史を持つ文化名城であり、山紫水明で傑物の出る土地でもある。仏教禅宗の第六祖の慧能(えのう)(六三八~七一三年、唐代の僧)が肇慶の新興県に生まれた人物で、彼の『六祖壇経』が今だに経典として伝わっている。国家風景名勝区に指定された七星岩が肇慶のシンボルで、この石灰岩が林立する地帯には七つの山が北斗七星のように四六〇万平方メートルの湖に散在している。薄霧がその間を漂い...