鎮江を後にして、北西二〇キロの揚州へ向かった。揚州へは未だに鉄道が通じていないので、交通手段はバスしかない。三十分後、バスは長江の渡し場に着いた。対岸が揚州である。橋がないので、楊州へ向かうバスはこの埠頭からフェリーで長江を渡らなければならない。渡し場の名前は鰱魚套(レンユイトウ)という。往復のフェリーが同時に発着するようになっているので、五分もしないうちにフェリーが来た。旅客はバスを下りなくても...
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鎮江を後にして、北西二〇キロの揚州へ向かった。揚州へは未だに鉄道が通じていないので、交通手段はバスしかない。三十分後、バスは長江の渡し場に着いた。対岸が揚州である。橋がないので、楊州へ向かうバスはこの埠頭からフェリーで長江を渡らなければならない。渡し場の名前は鰱魚套(レンユイトウ)という。往復のフェリーが同時に発着するようになっているので、五分もしないうちにフェリーが来た。旅客はバスを下りなくても...