クーガ王国(10~17世紀)は現在のチベット自治区アリ地区のジャダ県に位置し、チベット仏教の栄えた国であった。標高4500メートルを超えるアリ地区には仏教の聖地カンリンポチェ峰がある。山の氷雪が融け出してできたマパムユムツォ湖は玄奘法師の『大唐西域記』の中で「西天瑤池(ようち)」とたたえられた所で、仏教界では最も神聖な湖である。またジャダ県ランチェンザンボ河のほとりにはクーガ王国の王宮、寺、洞穴な...
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クーガ王国(10~17世紀)は現在のチベット自治区アリ地区のジャダ県に位置し、チベット仏教の栄えた国であった。標高4500メートルを超えるアリ地区には仏教の聖地カンリンポチェ峰がある。山の氷雪が融け出してできたマパムユムツォ湖は玄奘法師の『大唐西域記』の中で「西天瑤池(ようち)」とたたえられた所で、仏教界では最も神聖な湖である。またジャダ県ランチェンザンボ河のほとりにはクーガ王国の王宮、寺、洞穴な...