ツボ圧迫療法の名人劉恒順

絶妙な治療効果三十九歳で重い半身不随だったベルギーの婦人が、十二年間車イスで暮らしてきた。一九八八年九月のある日、彼女はついに車イスから降り、まる三分間立ちどまっていた。そして嬉しさのあまり、長年硬直したままだった手をあげて涙を流しながら息子さんの背中を叩いたのである。十九歳になった息子さんは両眼を輝かせ、劉恒順医師に親指を立てて、「気功、気功！」としきりに叫んだ。たった二十分間の治療を受けただけ...