北京·香山南麓の林の中に小さな城があり、高い城壁の上に二つの建物が向き合ってそびえている。これが清の乾隆十四年(一七四九)に建てられた閲武楼で団城演武庁とも言う。北京でただ一つの軍事建築だ。乾隆十二年、四川省金川の族長、莎羅奔が付近の族長を攻撃し、清朝政府は戦乱の制止を口実に派兵し、現地の族長との戦いとなった。しかし莎羅奔はその兵に金川の要所を固く守らせ、石造のやぐらを築いて清軍の進攻を防いだ。こ...
Please login first!
北京·香山南麓の林の中に小さな城があり、高い城壁の上に二つの建物が向き合ってそびえている。これが清の乾隆十四年(一七四九)に建てられた閲武楼で団城演武庁とも言う。北京でただ一つの軍事建築だ。乾隆十二年、四川省金川の族長、莎羅奔が付近の族長を攻撃し、清朝政府は戦乱の制止を口実に派兵し、現地の族長との戦いとなった。しかし莎羅奔はその兵に金川の要所を固く守らせ、石造のやぐらを築いて清軍の進攻を防いだ。こ...