西安から東北へ(つまり、ほぼ北京の方向へ)直線距離にして約一九〇キロ、黄土高原に抱かれだヒョウタン形の谷間に、党家村という村がある。昔のとりでがまだ完全に残っており、碁盤状に仕切られた整然たる町並みにりっぱな四合院が立ち並んでいる。地下道、風見櫓、家祠(祖先を祭る霊廟)、孝子貞女をたたえた碑、望楼などもあり、この村に与えられた「小北京」という別称が決して誇張ではない。こんな陜西省の片いなかになぜ?...
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西安から東北へ(つまり、ほぼ北京の方向へ)直線距離にして約一九〇キロ、黄土高原に抱かれだヒョウタン形の谷間に、党家村という村がある。昔のとりでがまだ完全に残っており、碁盤状に仕切られた整然たる町並みにりっぱな四合院が立ち並んでいる。地下道、風見櫓、家祠(祖先を祭る霊廟)、孝子貞女をたたえた碑、望楼などもあり、この村に与えられた「小北京」という別称が決して誇張ではない。こんな陜西省の片いなかになぜ?...