唐の李白は「どんなに遠かろうと五岳(ごがく)(五つの名山)に神仙を求めて尋ね歩こう。生涯を名山に分け入って過ごしたいものだ」と歌ったし、宋の欧陽修は「酔翁(すいおう)(酔いどれ翁(おきな))と称してはいるが、ほんとに欲しいのは酒ではなくて山水の美だ」と歌った。緑の山は仙境、青く澄んだ水は酒。中国大地の山河の美はむかしから詩人や画家を酔わせ、かれらの霊感の源泉となってきた。数千年にわたって、山水詩が...
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唐の李白は「どんなに遠かろうと五岳(ごがく)(五つの名山)に神仙を求めて尋ね歩こう。生涯を名山に分け入って過ごしたいものだ」と歌ったし、宋の欧陽修は「酔翁(すいおう)(酔いどれ翁(おきな))と称してはいるが、ほんとに欲しいのは酒ではなくて山水の美だ」と歌った。緑の山は仙境、青く澄んだ水は酒。中国大地の山河の美はむかしから詩人や画家を酔わせ、かれらの霊感の源泉となってきた。数千年にわたって、山水詩が...