福建省莆田市(ほでんし)の湄州湾(びしゅうわん)は、海の神、媽祖(まそ)のふるさととして、世界各地の漢民族から聖地と崇められている。紀元960年、この地の林家にひとりの女児が生まれた。1カ月たってもいっこうに泣き声をたてないので、両親は彼女に「默娘」という名をつけた。この默娘は、小さいときから泳ぎが得意、海の天気はぴたりと当てる、漁に出る船や海難救護に当たる人びとへの指示も間違えず、医術もよくして...
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福建省莆田市(ほでんし)の湄州湾(びしゅうわん)は、海の神、媽祖(まそ)のふるさととして、世界各地の漢民族から聖地と崇められている。紀元960年、この地の林家にひとりの女児が生まれた。1カ月たってもいっこうに泣き声をたてないので、両親は彼女に「默娘」という名をつけた。この默娘は、小さいときから泳ぎが得意、海の天気はぴたりと当てる、漁に出る船や海難救護に当たる人びとへの指示も間違えず、医術もよくして...