重慶に来て「毛肚火鍋」を賞味しなければ来たことにならない、といわれるだけあって、長江上流のこの大都会は、名にしおう「火鍋」の町。いたるところに店や屋台があり、夜昼なしに繁昌している。毛肚は牛の胃のことで、水牛がよいとされるが、もとは船乗りや荷役の人の食べ物だった。値段の安い牛や羊の内臓を鉄の大なべにぶち込み、とうがらし、山椒、こしょうの利いたタレで食べていたのが「橋頭火鍋」として一般市民や上流階級...
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重慶に来て「毛肚火鍋」を賞味しなければ来たことにならない、といわれるだけあって、長江上流のこの大都会は、名にしおう「火鍋」の町。いたるところに店や屋台があり、夜昼なしに繁昌している。毛肚は牛の胃のことで、水牛がよいとされるが、もとは船乗りや荷役の人の食べ物だった。値段の安い牛や羊の内臓を鉄の大なべにぶち込み、とうがらし、山椒、こしょうの利いたタレで食べていたのが「橋頭火鍋」として一般市民や上流階級...