猛洞河の本流と支流は合流したのち王村鎮に至る。王村鎮は湖南省西部で二千年の歴史を持つ古い町だ。河をさかのぼれば四川、貴州に通じ、下れば湖北、上海に達する水陸の要地である。歴史的に見ると、王村鎮はトウチャ(土家)族の王が役所を置いた地で、唐代に至りトウチャ王は役所を数十キロ離れた町、老司城に移した。水陸の交通が便利なため、今世紀初頭、王村鎮では商業が発達し、大小の商店が数百軒、桐油、茶油(茶の実から...
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猛洞河の本流と支流は合流したのち王村鎮に至る。王村鎮は湖南省西部で二千年の歴史を持つ古い町だ。河をさかのぼれば四川、貴州に通じ、下れば湖北、上海に達する水陸の要地である。歴史的に見ると、王村鎮はトウチャ(土家)族の王が役所を置いた地で、唐代に至りトウチャ王は役所を数十キロ離れた町、老司城に移した。水陸の交通が便利なため、今世紀初頭、王村鎮では商業が発達し、大小の商店が数百軒、桐油、茶油(茶の実から...