はなしのひろば

【婚俗】ふたりで架ける橋中国の雲南省に住むワー族は、結婚式を挙げる前に、まず橋を架ける儀式を行う。婚礼の日の早朝、新郎は肩に斧をかつぎ、新婦は手に縄を持ち、男女の仲間と誘い合わせて山へ木を切りに行く。橋は二人の愛情の象徴だから、木は丈夫で長持ちするものを選ぱなくてはならない。木を担いで里に帰り、，小川や、道の凹んだところに橋を架ける．橋があってはじめて道がひらけ、橋を渡ってはじめて幸せな日々が続く...