西方世界には「歴史の源」「文学の宝庫」と見なされている『旧約聖書』がある。東方にもこれに相当するものがある。それは『易』である。『易』は『易経』ともいわれ、「中華文化の源」「東方の知恵の固まり」と見なされている。『易経』という神秘の殿堂は、その基礎工事が先民が手に石斧を持っていた時代に始まり、中国古代史が盛り上がりをみせた青銅時代、すなわち三千余年前の西周時代に落成した。『易経』は、春秋時代以来、...
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西方世界には「歴史の源」「文学の宝庫」と見なされている『旧約聖書』がある。東方にもこれに相当するものがある。それは『易』である。『易』は『易経』ともいわれ、「中華文化の源」「東方の知恵の固まり」と見なされている。『易経』という神秘の殿堂は、その基礎工事が先民が手に石斧を持っていた時代に始まり、中国古代史が盛り上がりをみせた青銅時代、すなわち三千余年前の西周時代に落成した。『易経』は、春秋時代以来、...