南帖北碑同興翰墨 千姿百態各擅風騒詩人でもあることし四十七歳になる書法家、羅永嵩氏が自らしたためた対れんである。ここに氏の芸術観が写し出されている。羅氏は現在、人傑を多く生み出した地として知られる四川省の広漢市に生活する。高度に発達した青銅器文化を有する「古蜀国」が、夏商時代にここに生まれた。一九八六年、市の中心から八キロの三星堆遺跡群で、今から三千七百年前の大型祭祀坑が発見され、世界的にも貴重で...
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南帖北碑同興翰墨 千姿百態各擅風騒詩人でもあることし四十七歳になる書法家、羅永嵩氏が自らしたためた対れんである。ここに氏の芸術観が写し出されている。羅氏は現在、人傑を多く生み出した地として知られる四川省の広漢市に生活する。高度に発達した青銅器文化を有する「古蜀国」が、夏商時代にここに生まれた。一九八六年、市の中心から八キロの三星堆遺跡群で、今から三千七百年前の大型祭祀坑が発見され、世界的にも貴重で...