江蘇省中部の揚州は、大運河が長江に合流する要衝の地を占めて古くから有名な商工業都市ですが、いまのイラン、そのかみのペルシャ人の子孫が住みついたところとしてもよく知られています。すでに唐の時代、揚州は世界でも指折りの貿易港として栄え、いろいろな国から商人がたくさんやってきました。なかでもペルシャ人は四千人以上もの人が定住し、「胡店」を構えていたという記録もあります。胡というのは、古代中国人がつけた西...
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江蘇省中部の揚州は、大運河が長江に合流する要衝の地を占めて古くから有名な商工業都市ですが、いまのイラン、そのかみのペルシャ人の子孫が住みついたところとしてもよく知られています。すでに唐の時代、揚州は世界でも指折りの貿易港として栄え、いろいろな国から商人がたくさんやってきました。なかでもペルシャ人は四千人以上もの人が定住し、「胡店」を構えていたという記録もあります。胡というのは、古代中国人がつけた西...