日本で桂といえばカツラ科の落葉喬木を指すが、あれは日本の特産。中国で言う桂はモクセイのことで、その多くは南方に産し、たくさんの種類がある。丹桂、金桂、銀桂はいずれもその花の色でつけられた分類。月桂は神話からきたもの。月に桂があって、呉剛という男がおのでこの木を休むまもなく削っているが、いくら削ってもすぐ元通りになる。彼はかつて仙術を学ぶときにあやまちを犯したので、一生この木を切らされる罰を受けたの...
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日本で桂といえばカツラ科の落葉喬木を指すが、あれは日本の特産。中国で言う桂はモクセイのことで、その多くは南方に産し、たくさんの種類がある。丹桂、金桂、銀桂はいずれもその花の色でつけられた分類。月桂は神話からきたもの。月に桂があって、呉剛という男がおのでこの木を休むまもなく削っているが、いくら削ってもすぐ元通りになる。彼はかつて仙術を学ぶときにあやまちを犯したので、一生この木を切らされる罰を受けたの...