昨年の暮れのことだ。拙著『日本·第三の開国―中国人記者のみた日本』(東京·東方書店)の見本刷りが送られてきたが、その帯紙の文字にいささか恐縮してしまった。「知日派ジャーナリストの語る日本·日本人」と書かれていたのだ。わたしの日本にたいする「知識」は中国の成語でいう「九牛の一毛」であり、「知日」とはほど遠いものなのである。そうしたある日、『人民中国』雑誌社から「わたしの日本観」というタイトルの原稿依...
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昨年の暮れのことだ。拙著『日本·第三の開国―中国人記者のみた日本』(東京·東方書店)の見本刷りが送られてきたが、その帯紙の文字にいささか恐縮してしまった。「知日派ジャーナリストの語る日本·日本人」と書かれていたのだ。わたしの日本にたいする「知識」は中国の成語でいう「九牛の一毛」であり、「知日」とはほど遠いものなのである。そうしたある日、『人民中国』雑誌社から「わたしの日本観」というタイトルの原稿依...