四川省南部のトゥチャ族が住んでいる酉(ゆう)陽城には、水上でちょうちんの灯をともす民族色豊かな行事があり、「河灯」と地元の人びとは呼んでいる。竹ひごを骨とし、七色の紙を張ったものだが、種類はさまざまで、造りも違う。よく見られるのは「蓮花灯」「魚灯」「えび灯」「馬灯」などだ。いいつたえによると、「河灯」の起源は、宋代の酉陽寨(さい)が州に改められた時にさかのぼるという。陰暦七月十五日の夜のとばりがお...
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四川省南部のトゥチャ族が住んでいる酉(ゆう)陽城には、水上でちょうちんの灯をともす民族色豊かな行事があり、「河灯」と地元の人びとは呼んでいる。竹ひごを骨とし、七色の紙を張ったものだが、種類はさまざまで、造りも違う。よく見られるのは「蓮花灯」「魚灯」「えび灯」「馬灯」などだ。いいつたえによると、「河灯」の起源は、宋代の酉陽寨(さい)が州に改められた時にさかのぼるという。陰暦七月十五日の夜のとばりがお...