開封は鄭州の東約七〇キロ、三千年近い歴史の古都だ。三国時代の魏をはじめ七代朝廷の首都だったので「七朝の古都」と称され、また、北京、南京、西安、洛陽、杭州、安陽とともに中国の「七大古都」とも称されている。開封の名は、二千七百年ほど前の春秋時代に鄭の荘公がここに糧食貯蔵庫を建てたとき、開拓封疆―辺境の地を切りひらく、の意をとって開封としたのに始まる。後に朝代の交替に伴って、大梁、汴州、東京、汴京、南京...
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開封は鄭州の東約七〇キロ、三千年近い歴史の古都だ。三国時代の魏をはじめ七代朝廷の首都だったので「七朝の古都」と称され、また、北京、南京、西安、洛陽、杭州、安陽とともに中国の「七大古都」とも称されている。開封の名は、二千七百年ほど前の春秋時代に鄭の荘公がここに糧食貯蔵庫を建てたとき、開拓封疆―辺境の地を切りひらく、の意をとって開封としたのに始まる。後に朝代の交替に伴って、大梁、汴州、東京、汴京、南京...