広州に音曲茶室ブーム　座談会でファンと交流も

「もう私の琴の音を理解してくれる友はいない」―琴の名手伯牙は、親友の鍾子期が死んだとき、そう嘆いて琴の弦を切ってしまったという。深く理解しあった友のことを知音（ちいん）というようになったのはこの故事によるが、ここ広州の音曲茶室でこの地方独特の曲を奏でる音曲家たちには、知音の嘆きはさらさらない。このような音曲茶室は、五、六十年前に流行し、多くのスターが生まれた。文革の時代になって、じょうじょうとむせ...