中国の薬学書の中で最も古い『神農本草経(しんのうほんぞうまよう)』には365種類の薬物が紹介されているが、一番多い薬材が草類なので「本草」と呼ばれた。ここに出てくる地名は後漢の時代(25~220)のものが多いことから、後漢の人が書いたものとされている。唐に入って第3代皇帝高宗の勅命で『唐本草』(『新編本草』)が659年に完成した。全13巻に844種の薬物が収録され、さし絵もついている。これが世界で...
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中国の薬学書の中で最も古い『神農本草経(しんのうほんぞうまよう)』には365種類の薬物が紹介されているが、一番多い薬材が草類なので「本草」と呼ばれた。ここに出てくる地名は後漢の時代(25~220)のものが多いことから、後漢の人が書いたものとされている。唐に入って第3代皇帝高宗の勅命で『唐本草』(『新編本草』)が659年に完成した。全13巻に844種の薬物が収録され、さし絵もついている。これが世界で...