広州市の西一〇四キロの肇慶(ザオチン)は、漢の武帝のときに県が置かれた古い歴史のある町。隋代に端州と改称され、千三百年前から端渓硯を生産している。木蓮、榕樹(ガジュマル)、羊蹄甲、相思樹、木綿(バンヤ)などの街路樹がよく茂り、鮮やかな花と芳香で古都に趣を添えているが、最も特色のあるのは鳳凰木(ほうおうぽく)だ。原産地はマダガスカルと熱帯アフリカで、豆科の落葉高木だ。高さ二〇メートル、複葉の、羽のよ...
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広州市の西一〇四キロの肇慶(ザオチン)は、漢の武帝のときに県が置かれた古い歴史のある町。隋代に端州と改称され、千三百年前から端渓硯を生産している。木蓮、榕樹(ガジュマル)、羊蹄甲、相思樹、木綿(バンヤ)などの街路樹がよく茂り、鮮やかな花と芳香で古都に趣を添えているが、最も特色のあるのは鳳凰木(ほうおうぽく)だ。原産地はマダガスカルと熱帯アフリカで、豆科の落葉高木だ。高さ二〇メートル、複葉の、羽のよ...